このたび,大学院保健学研究科の大西浩史 教授,橋本美穂 研究員らの研究グループは,神戸大学,福井大学との共同研究により,傷ついた脳を修復するミクログリアと呼ばれる細胞の働きに「ブレーキ」をかけている新しい仕組みを見出しましたので,お知らせします。
ミクログリアの修復・回復作用のブレーキとして働く物質について,その作用を解除する方法や薬剤を開発することで,ミクログリアのもつ保護的な作用を強化して,多発性硬化症,アルツハイマー病,老化等による脳損傷の予防・修復が実現できると期待されます。
本研究成果は,イギリスの生物学総合誌である国際オープンアクセスジャーナル「eLIFE」に掲載されました。
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本研究成果は,文部科学省の科学研究費補助金における新学術領域研究「脳内環境」,基盤研究(C)及び挑戦的萌芽研究の支援を受けて得られました。
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